ネオのお直しで小柄な女性もワイドパンツを穿こう！体型に合わせた丈と分量

2020年6月30日

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セレクトショップネオの吉井佳子(よしいけいこ)です。 20年間アパレルメーカーでの企画・デザイナーを経て、2004年大阪府豊中市にお店をオープンしました。
「大人のお洒落は着心地の良さから始まる」
という信念のもとに50代からのお洒落を楽しむための商品をセレクトしています。
そしてそれを着た全てのお客様が笑顔になれる為に、お客様お一人お一人に合せたお直し＆リメイクもサービスの一環として自ら実践しています。
オンリーワンの着心地で、心地良い大人のお洒落をご一緒に！
よろしくお願い致します♡

ご訪問ありがとうございます。
50代からのファッション
豊中セレクトショップネオのブログです♪
50代からの心地良いお洒落をモットーに、
ネオ独自のアレンジで、
大人のコーディネートをお手伝いさせていただきます(*^^*)

本日は、お久しぶりにネオのお直しをご紹介させて頂きます。
いつもお直しのご紹介をする時は具体的な縫製の過程を書くのですが、今回はそれを省略して、お直しの流れとピン打ち出来ない場合のワイドパンツの丈の決め方などをご紹介させて頂きます。

今回直したのがこの2型、ふんわりブラウスと不思議なパンツ春夏バージョンです。

身長148㎝、華奢で小柄なT様に合わせて、ワンサイズのブラウスと、7号のパンツをお直し致します。
ブラウスはふんわり柔らかいイメージを崩さずに、パンツは裾に切り替えがありますので、こちらも雰囲気はこのまま、身長に合わせて全体のバランスをとりながらお直し致します。

まずご試着頂いて、全体の雰囲気を見ながらピン打ちします。
ブラウスは全体の分量を削って袖丈を短く、パンツはウエストからヒップの分量を削ってウエストゴム上がりを小さく、パンツ丈を短くお直し致します。

ブラウスはこんな感じで、

パンツの分量は後中心で詰めて、ウエストベルト本体も小さくして、最後にゴム上がりを小さくします。

次にパンツ丈です。
裾に切り替えがある不思議なパンツ、通常は本体と切り替え幅両方を削って直します。
でも、背の低い方の場合は上側の本体を沢山削ってしまうとバランスが悪く、足が短く見えてしまいます。
なので、身長によって本体を削る分量と切り替えを削る分量を変えてバランスをとっています。
今回の場合は切替え部分だけを削って切替えの幅を細くして足長にスッキリ見えるように仕上げます。
裾の三つ折りステッチも入れずにヘム上げでまつります。ステッチで目線を切らない様に、足長に見せる為の仕様です。

どんなパンツでもパンツのお直しは全て、
「細くスッキリ足長に見せる事」が鉄則です^^

ここからブログからお買い上げ頂くお客様へ、ご試着して頂いて直接ピン打ち出来ない場合のワイドパンツの丈の測り方です。

普通ワイドパンツはご試着して頂き、前センター、脇線、後センター、股下をピン打ちします。→ワイドパンツの裾上げを綺麗に歪みなく

でも、直接ピン打ち出来ないお客様には、ご自分のワイドパンツで測って頂きます。
ワイドパンツがお手持ちに無い場合はスカートで測って頂いています。

股ぐりの深いワイドパンツは、くりも長さもパターンによって様々です。
なので、前中心に近い位置で長さを決めます。
画像でお分かり頂けると思いますが、脇線と中心側では長さが違います。
腰の膨らみとカーブがありますので、その分脇線が長くなっています。大きく差があるものでは2㎝位脇線が長いものもあります。

基準は前中心です。ここを測ってください。