姪っ子のウェディングドレス作製記 番外編です
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セレクトショップネオの吉井佳子(よしいけいこ)です。
20年間アパレルメーカーでの企画・デザイナーを経て、2004年大阪府豊中市にお店をオープンしました。
「大人のお洒落は着心地の良さから始まる」
という信念のもとに50代からのお洒落を楽しむための商品をセレクトしています。
そしてそれを着た全てのお客様が笑顔になれる為に、お客様お一人お一人に合せたお直し&リメイクもサービスの一環として自ら実践しています。
オンリーワンの着心地で、心地良い大人のお洒落をご一緒に!
よろしくお願い致します♡
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50代からのファッション
豊中セレクトショップネオのブログです♪
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お盆休みも今日が最終日。本日は番外編です☆
この春姪っ子が結婚✨ウェディングドレスを手作りしました。
プリンセスが大好きな姪っ子はママ(弟のお嫁ちゃん)のウェディングドレス(これも私が作ったのですが)を子供の頃から着て遊んでいたらしく、おばちゃんに作ってもらうのが夢だったそうで✨
そう言われたらねぇ、仕事の合間に大丈夫かしらと思いつつも嬉しさが先に立っての大役でした。
プリンセスが大好きな夢見る女の子のご要望は…
後がこんな感じで ↓ 身頃とお袖がこんな感じ ↓
おお!やっぱりこういう感じか(笑)
しかしこれ何メートル縫うんだろう?
先ずは大切な素材選び
ふんわりヒラヒラのスカート部分、イメージ的にはシルクオーガンジーなので、トルーンの上にスパークオーガンジーを重ねてその上にシルクオーガンジーを何枚か重ねる事にしました。
身頃はビーズ刺繍が散りばめられたイタリア製のチュール☆こういう素材はやっぱりインポート物が良いのがあります。
土台のヴィスチェとトルーンはコイルボーンを縫わないといけないので、ちょっと手伝って頂きました。
ボディーに着せ付けると後が留まらない
ホントにこれで入るの?という細さでしたが、仮縫いでも余裕だったのでこのまま進めます。
最初はお袖から
シーチングで立体裁断
開いてパターンを作って
オーガンジーの2枚仕立て
袖口をワにしてバイヤス地の目に裁ちます
袖山にギャザーを寄せて
肩テープに留め付けて確認
一先ずこれで置いておいて
身頃のチュールを先に縫い付けます
ビーズ刺繍にはミシンが入らないので身頃は手縫いになりますね
チュールは柔らかいのでシフォンで立体裁断
前から後まで接ぎ無しにしたいのでドレープで処理
裁断して土台に縫い付けていきます
刺繍には柄行があるのでなるべく前身頃にビーズが多く出る様に
思ったより素材が縫い易かったのですが
針目を細かくしたいので結構時間が掛かりました
ドレープも後中心も要
しっかり縫い付けます
先ほどのお袖を作ります
肩テープに縫い付けてお袖を作ります
ギャザーの寄せ方で形が変わってしまうので慎重に
様子を見ながら身頃に留め付けます
留め付けもビーズがあるので手縫いです
次はスカート部分
ここからの作業は自宅で
パターンをひきます☆久しぶり
失敗は許されないので(笑)何度も何度も確認してから裁断
ドキドキドキ
スパークオーガンジーとシルクオーガンジー
それぞれのパネルラインと後中心を縫ってアイロン様を掛けて
裾を巻きロック
糸調子はこんな感じで思いっきり下糸を引いてユラユラに
合計うん十メートル
計算しようと思ってましたが忘れてました
スカート部分が出来上がり
持ち運びが大変
ドレス作製中はこまめにお掃除、お蔭でいつもより床が綺麗
アンダートルーンに縫い付けて(これはミシンでOK)
おリボンを付けてみる
ポイントになるおリボン作りは集中していたので、縫製過程を撮り忘れてます
次に身頃とスカート部分を接ぐ(これは手縫い)
長めの針で7枚?8枚?重ね、しっかりと!
これが一番大変でした💦
上のヒラヒラ部分を留め付けます
デコラティブなドレスは細かい最終始末がものを言う
最終リボンを縫い付けます
片方縫い付けて、もう片方はスナップ留めで開閉
これでスムーズに着脱出来ます
キルティング布を下敷きにして最終アイロン様
名誉の負傷(笑)
無事完成!
製作期間は約一ヶ月
仕事の合間の作業だったので実質かかった時間は何時間位かな…
とこれも計算しようと思っていたのに忘れてました
ベールは既製品をお直しして東京へ 🚚
間に合ってよかった!
大役を果たした安心と一抹の寂しさも・・・
こちらが早川家のプリンセス
叔母バカですが
めっちゃ似合ってました✨
優しい旦那さまとお幸せに♡
今日も最後までご覧頂きましてありがとうございます♡